ファンダメンタルズと経済~固定相場制の崩壊とニクソンショック~

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ファンダメンタルズと経済~固定相場制の崩壊とニクソンショック~

金本位制をもとに固定相場制で戦後の世界経済は安定して成長してきましたが、現在は変動相場制になっています。
なぜ日本は、固定相場制をやめてしまったのでしょうか?
結論から言うと、アメリカが”金本位制”を維持できなくなった事が原因です。
では、なぜアメリカは金本位制を維持できなくなったのでしょうか?
簡単に言うと”世の中のドルに対する信用が弱まった(ドルの価値が下がった)”事が最大の原因です。
信用が弱まった原因は
・アメリカが戦争でドルを使いすぎた事
・ヨーロッパ諸国や日本などに経済力がついて来たこと

などです。

・ヨーロッパ諸国や日本などに経済力がついて来たことでアメリカ製の商品と比べ”安くてよい商品”が世界に出回るようになりアメリカの製品が国内・海外で売れなくなりました。その為、アメリカの輸入額はかなりの勢いで増えていきました。
・アメリカが戦争でドルを使いすぎた事も重なり、世の中にドルが大量に出回るようになりました。

物の価値(価格)は欲しがる人に対して物の数の法が少ないとは上がります。オークションと同じですね。
逆に物の数の方が多いと下がります。

世界中にドルが大量に出回ったせいでドルの価値が下がってしまいました。一方で、金は急激にたくさん取れるようなものではないので、結果としてドルの流通量は金に比べて急激に増えたことになります。
この結果、ドルを金と交換する人が増えました。
金をほしがる人が増えるということは、金の価値(価格)が上がるということなので、1オンス=35ドルという関係が維持できなくなってしまいます。
そこでアメリカは金の価格が上がらないように市場に大量に金を供給しました。
その為、世界の75%もの金を保有していたアメリカの保有量はどんどん減っていきました。
そして遂に1オンス=35ドルで金と交換するという約束を続けることが困難になり、1971年に当時のアメリカ大統領だったニクソンは突然
アメリカはドルを金と交換することをやめますと世界に宣言しました。

金本位制の上に成り立っていた固定相場制は金本位制の崩壊と共に崩れていきます。
この発表を「ニクソンショック」といいます。

ニクソンショック後アメリカは「通貨の切り下げ」を行いました。
ドルへの信用が弱まった為ドルの価値を実態に合わせようと1ドル=308円という関係に切り下げたのです。

しかし、この関係もベトナム戦争への参戦と長期化に伴い世界中にドルが大量に出回った影響を受け通貨の切り下げを行った後も信用は下がっていきました。
そしてたとえば、ドルを持ているよりも円を持っていたい人が増えると円の価値は上がります。
その結果、1ドル=308円という関係を守るために日本政府が日本銀行を使って”ドルと円を交換したい人”に応じる必要が出てきます。
固定相場を維持するためとはいえいつまでもドルと円の交換に応じることは日本の景気の悪化につながります。

日本銀行が交換に応じ続けてしまった場合、日本が”インフレ”になる危険性が高まってしまいます。
交換し続けることで世界中に大量に円が出回るため円の価値が下がります。
円の価値が下がるということは、物価(モノの値段)が上がってしまうためインフレを引き起こし経済が悪化してしまいます。
その為、最初は1ドル=308円という関係を守ろうとしていた日本政府もドルに対する世界の信用が改善しなさそうな事やインフレへの懸念などにより
1973年2月に固定相場制をやめて変動相場制に移りました。
その後、世界の主要国も1973年3月に変動相場制に移り固定相場制は崩壊しました。
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